リウマチ膠原病内科
お知らせ
診療科紹介
当科を初診される方の多くは関節の痛み、原因不明発熱、検査でリウマチ反応や膠原病の数値が高いと言われた、等の問題で相談にいらっしゃいます。「治らない病気が隠れているのではないか」「このまま痛いのを放置したら関節が変形してしまうのではないか」「この痛みとずっと付き合っていかなければならないのではないか」といった不安を抱えておられるのではないでしょうか。
診察では患者さんごとの病歴や生活背景を良く伺い、症状の原因を絞っていきます。検査を行う時はその意義、結果の解釈について十分に時間をとってわかりやすい説明を心掛け、最新の治療を提案しお困りの症状や不安が軽くなるよう一緒に考えます。過労や年齢的な変化のこともありますし、リウマチや膠原病と診断されて治療を開始・継続していかなくてはいけない場合もあります。
リウマチや膠原病の治療は近年とても進歩しており、大部分の方は症状を非常に軽く、あるいは病気を忘れるくらいに良い状態(寛解)に改善が目指せる時代です。担当医と目標を共有して治療を進めていきましょう。
当科だけで解決できない問題があれば院内各診療科や大学病院への紹介を通じ円滑に問題が解決できるようお手伝いします。リウマチ性疾患の診療において特に整形外科とは関係が深く、抗リウマチ薬による炎症の鎮静化だけでは解決できない骨・関節構造の障害等は装具やリハビリ、手術を組み合わせて治療することもあります。その他皮膚科や形成外科、膠原病の場合は呼吸器内科や腎臓内科、ステロイド使用中は眼科や代謝内科と連携することが多いです。
その他のリウマチ性疾患や膠原病の特徴として女性の方が多いことと、幅広い年齢層の方がいらっしゃることが挙げられます。「治療と妊娠・出産を両立させられるか」あるいは「内臓に弱いところがあるが十分な治療を受けられるか」等、若い方からご高齢の方まで、ライフステージを考慮した診療を心がけております。
2020年度からの試みとして、金曜日の外来時間にフットケア専門資格を持った看護ケアを提供できる体制を整えました。リウマチ患者さんは足趾のケアが行き届かないことがあり、たこ、魚の眼、水虫、爪のトラブル等治療可能な問題が放置されてしまっていることがあります。こちらからも積極的にお声がけしますが、足の問題でお困りの方は是非お申し出ください。
そのほかの活動として、診療時間内では患者さんにお伝えしきれないリウマチの知識を「学園リウマチ新聞」の形で月1回発行し、待合室や診察室でお配りしています。また時々患者さん向けの講演やリハビリを兼ねたお楽しみ会も計画していますので、チェックしてみてください。
外来診療表、休診・代診情報
外来診療表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 |
深谷 進司
|
深谷 進司 | 深谷 進司 | *本田 文香 | 深谷 進司 | |
午後 | 深谷 進司 | *川島 典奈 | 深谷 進司 |
*非常勤医師
※医師の都合により代診・休診の場合があります。また、当日、予約外患者さんの受付が出来ない場合がございますのであらかじめ御了承下さい。
休診・代診情報
日付 | 時間帯 | 休・代診 | 担当医師 | 代診医師・その他 |
---|---|---|---|---|
2023.3.28(火) | 午後 | 代診 | 川島 典奈 | 深谷 進司 |
2023.4.7(金) | 午前 | 休診 | 深谷 進司 | |
2023.4.24(月) | 午前・午後 | 休診 | 深谷 進司 | |
2023.4.25(火) | 午前 | 休診 | 深谷 進司 | |
2023.4.28(金) | 午前 | 休診 | 深谷 進司 | |
2023.5.1(月) | 午前・午後 | 休診 | 深谷 進司 |
主な疾患
- 関節リウマチと類縁疾患(リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群、回帰性リウマチ、成人スティル病)
- 脊椎関節炎(乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、反応性関節炎)
- 膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、多発性筋炎、皮膚筋炎、全身性強皮症、混合性結合組織病、抗リン脂質抗体症候群)
- 血管炎症候群(高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、IgA血管炎)
- ベーチェット病
- 再発性多発軟骨炎
- IgG4関連疾患
- 変形性関節症
- 結晶誘発性関節炎(痛風、偽痛風)
- 骨粗鬆症
- 線維筋痛症
- 自己炎症性疾患(家族性地中海熱、TRAPS、CAPS、PAPA症候群)
- アレルギー疾患
医師紹介
その他
学園リウマチ通信
![]() 2022年7月・8月号 |
![]() 2022年3月〜6月号 |
![]() 2022年1月・2月号 |
学会発表・論文等
- 第63回日本リウマチ学会総会・学術集会
2019年4月13日(京都市) - ST合剤週1回1錠によるニューモシスチス肺炎の予防効果と安全性
深谷進司
- JAKセミナー帯広
2019年6月15日(帯広市) - ガイドライン内の位置づけから考える_トファシチニブの活かし方
深谷進司
- リウマチ講座&ちぎり絵を通じた指先リハビリ
2019年7月27日(筑波学園病院) - リウマチの最新治療と、生活上の留意点
深谷進司
- リウマチ医療連携セミナー in筑波学園
2019年9月18日(筑波学園病院) - メトトレキサートの内服指導-現状把握と今後の課題-
永田真由美
リウマチ診療における病診連携
深谷進司
- まりも研究会
2019年10月26日(帯広市) - メトトレキサート内服指導で留意すべきこと
深谷進司
- 第25回茨城リウマチ
2019年11月2日(つくば市) - 自験例から考察するサリルマブの適応
深谷進司
- リウマチ友の会講演会
2019年11月10日(常総市) - 関節リウマチの病態から最新治療まで
柳下瑞希
- RAカンファレンスin つくば
2019年11月22日(つくば市) - 当院の関節リウマチ診療、MTXの使いかたに注目して
深谷進司、永田真由美、岡田由美子、荒井みどり
- 臨床リウマチ学会
2019年11月30日(名古屋市) - トシリズマブ使用経験と比較考察するサリルマブの適応
深谷進司
- 院内リウマチ講座&クリスマス飾り制作
2019年12月1日(筑波学園病院) - リウマチと感染症の知識、リウマチに関する情報源と利用法
深谷進司
- OBIHIRO Rheumatology Conference
2020年1月10日(帯広市) - 関節リウマチのトータルケアを考える、薬剤適正化だけが治療ではない
深谷進司
- リウマチ医療連携セミナー
2020年1月15日(筑波学園病院) - リウマチ診療の現状と今後の展望
深谷進司
- RAトータルマネジメントフォーラム
2020年2月1日(品川区) - 趣味活動を再開できた2例-スプリントでの支援-
内海裕之