病院・財団紹介 財団概要

筑波麓仁会概要

名称 一般財団法人 筑波麓仁会
理事長 藤澤 順一
常務理事 藤澤 稔延
所在地 〒305-0854 茨城県つくば市上横場2573-1
電話番号 029-836-1355
設立年月日 1975年(昭和50年)6月9日

沿革

当院は戦前の谷田部海軍航空隊兵舎を使用し、当財団藤澤順一理事長の父で筑波郡桜村村長などを歴任した藤澤勘兵衛氏により1949年「新治協同病院谷田部病院」として開院しました。氏の著書『勘翁自伝』によると、霞ヶ浦空(現東京医大霞ヶ浦病院)の医務室を払い下げてもらった勘兵衛氏は自らの家屋敷を担保に入れ結核の撲滅運動に乗り出し、航空隊の兵舎を利用した結核病棟を現在の薬局と第2駐車場付近に設置し、1万坪の敷地には松を植栽し、兵舎北側には患者さんの栄養補給用に養鶏場も整備しました。

1975年6月9日、当時筑波大学副学長で心臓外科の世界的権威として知られた榊原仟(しげる)氏の「関連病院2000床構想」を基に財界や自治体の支援を受け財団法人筑波麓仁会が設立され、同年7月1日、病床数136床を有する筑波学園病院が開設されました。

現在は24時間365日受入体制の二次救急指定病院であり、スポーツ分野における日本代表チームドクターや脊髄治療の権威を擁する整形分野、男女それぞれ専門の不妊治療分野、つくば市産後ケア事業とも提携している産科病棟、地域の透析治療の中心である腎センター、県内4ヶ所しかない結核病棟を持つ呼吸器内科等、約30の診療科を持つ医療機関です。

最新の医療機器の導入や優秀な医師を育成し、近隣の医療機関とも密接に連携。地域の中核病院として急性期医療を担っております。1999年には北関東地区で初の免震病棟9階建て病棟が竣工。2011年3月の東日本大震災では透析患者を中心に県内外から被災者を受け入れ、2015年9月の関東・東北豪雨でも被災者を多数受け入れました。

2020年5月には健診センターを含む外来棟(E棟)がオープン。開放感のあるエントランスと広々とした待合に加え、待ち時間をスマートフォンで確認したり、医療費のあと払いサービスを導入したほか、全館Wi-Fi等を導入しています。

敷地内には介護老人保健施設・総合ケアセンター・看護専門学校・保育所を備え、医療、介護、保育、教育の環境が整えられているほか、駐車場の一角には谷田部海軍航空隊記念碑と特攻隊パイロット達が手にして出撃したといういわれのある桜があり、春や終戦記念日には慰霊に訪れる人もみられます。

財団シンボルマーク

財団シンボルマーク

赤十字の「十字」、つくばの「T」ナースを表現した「天使の翼」を組み合わせたもので、1987年(昭和62年)、総合病院名称変更時に筑波大学芸術学群の視覚伝達デザイン助教授により制作されました。話言葉や文字と同じように視覚的イメージで意味や感情を表現し、赤十字の精神を以て地域に貢献していく財団であることを象徴しています。

筑波学園病院の敷地が、戦前「谷田部海軍航空隊」の飛行場跡地だったことに着想を得て、2023年(令和4年)から「遠くまではばたける碧い空」のイメージそのままに群青色に一新しました。