当財団のSDGsへの取り組み
一般財団法人筑波麓仁会では、患者さんをはじめ地域を対象として「みんなのために(地域医療・介護への貢献)」、職員を対象として「なかまのために(働きがいのある職場づくり)」そして、私たちの生活の土台となる地球環境を対象に「みらいのために(環境への配慮)」という3つの軸で重点的な取り組みテーマを設定しました。
SDGs宣言書
2022年4月にSDGs宣言書を作成しました。現在当財団で取り組んでいることと、対象となるSDGsのゴールをマッピングしてまとめたものになります。
つくばSDGsパートナーズ
当院は2022年6月28日付で「つくばSDGsパートナーズ」の一員となりました。
つくばSDGsパートナーズは、社会・経済・環境が調和した持続可能なまちづくりをつくばで達成するための、仲間づくりの場です。団体会員(企業、NPO、ボランティア団体等)と個人会員から成り、それぞれの強みを生かしてSDGsの達成に向けた取組を実施し、SDGsを通したネットワークを構築していくことが期待されます。
医療従事者の負担軽減及び処遇改善について
当院では、医療従事者の負担軽減及び処遇改善のため下記項目について取り組みを行っております。
業務分担
- 看護師による静脈採血及び静脈注射の実施
- 入院や検査の説明
- 医師事務作業補助者の配置
- 持参薬の代行入力
- クリニカルパスの促進
- 検査技師による採血の実施
- 混合調製の分担
- 病棟及び外来への看護補助者の配置
- トリアージナースの配置
- 薬剤師の病棟配置
- 服薬指導
- 薬剤師補助者の配置
外来縮小の取組
- 初診時選定療養費の算定
- 地域医療連携の強化
処遇改善
- 院内保育所の充実
- 産休、育休制度の充実
- 育児短時間勤務の実施
- 短時間正規雇用医師の活用(育児のための勤務時間短縮)
- ワークライフバランスの推進
- 有給休暇取得の促進
- 看護師、看護補助者の増員
- 臨床研修医の宿直後勤務の免除
女性活躍推進に基づく情報公表について
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」第 16 条の規定に基づく当院の情報公表は次の通りです。
2024年7月
2023年度に採用した労働者に占める女性労働者の割合
<常勤> | <契約・パート> | |
---|---|---|
医療職 |
46.7% | 25.9% |
医療技術職 | 56.3% | 100% |
看護職 | 96.0% | 100.0% |
介護職 | 100.0% | (採用なし) |
行政職 | 60.0% | 73.7% |
男女賃金の差異
対象期間:2023年4月1日~2024年3月31日
区分 | 男性の賃金に対する女性の賃金割合 |
---|---|
全職員 | 77.5% |
常勤職員 | 71.1% |
有期雇用職員(嘱託・パート) | 64.2% |
※賃金は通勤手当を除く
男女の平均継続勤務年数
女性:10年8ヶ月 男性:11年8ヶ月
一般財団法人筑波麓仁会 行動計画
女性が継続して勤務でき、ワークライフバランスの実現と活躍できる環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。
計画期間
計画期間 2022年4月1日~2025年3月31日
課題
課題 1:時間外勤務時間が部署や特定の職員に偏りがある。
課題 2:年次有給休暇取得率が部署により格差がある。
目標
- 時間外勤務時間を月平均で6時間未満にする。
- 年次有給化取得率を68%以上にする。
取組内容
- ワークライフバランスのワーキンググループの開催(毎年/2回)
- インデックス調査の実施(毎年)と調査内容の分析と目標設定
- 未達成の部署に問題点の抽出と具体策の再検討