teracce 【つなぐ(連携医療機関紹介)vol.21】

広報誌

しまだみみ・はな・のどクリニック

小学生の頃、祖父ががんで長い闘病生活を送った。「何かの役に立ちたい―」。幼心の決意は固く、長じて世代を問わず風邪からがんまで幅広く診られる耳鼻咽喉科の医師になった。9年間の筑波学園病院在職中は多い時で年間250件超の手術をこなし、未知の術式があれば動画を取り寄せどん欲にスキルを吸収した。

島田 秀瑛 院長

昨秋開院したクリニックは人も建物も明るさを重視。診察は医療事務2人を交互に配置するシステムで、自らは患者さんと目線を同じ高さに合わせて真摯に向き合う。どの角度からでも処置中の様子が見られるモニターは4台設置。治療中の安心感につなげるほか、子どもには鼻鏡や耳鏡などの器具を渡し「これで悪い所を診るんだよ」と語り掛ける。「医療を介して、地域の皆さんと明るく笑顔でコミュニケーションを図っていきたい」。クリニックの白壁に描いた、大きなゾウさんのように。