はばたけワタシ
「猿は腰痛になりにくい」「人間は二足歩行の獲得と共に腰への負担が増えた」。脊椎に関する学びは、時に時間を忘れさせる。
中高で野球に熱中した。肩痛で訪れた病院でその仕事ぶりに感動し理学療法士になったが、当初は患者さんにうまく治療方針を説明できず不安感ばかり持たれていた。周りを見渡すと、ある先輩は患者さんが知りたい事に合わせ痛みの原因から身体の仕組みまで硬軟織り交ぜた会話で気持ちをほぐし、ある先輩は患者さんの「歩けるようになって何がしたいか」を聞き取りその場でインソールを調整した。それ以降「自分が何ができるか」を考え、学び始めた。

昨秋から脊椎・脊髄センターのリハビリ担当に。合間を縫って「圧迫骨折による合併症」の研究も進め学会発表も行っている。目標は、自分が過去に介入した患者さんの「その後」を聞き取りし、現場で生かしていくこと。痛みを抱える患者さんを深く理解し、長く関わっていく。それが、生涯学び続ける自身の原動力になっている。
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