医療コラム
【いっぽ~不妊カウンセラーの独り言】
医学的適応の未受精卵子凍結保存を開始しました。少し難しいですが、医学的適応とは「卵巣毒性のある抗がん剤投与や放射線照射等に伴い、将来妊娠する力(妊孕性)が損なわれる恐れがある場合」のことを示しています。未受精卵は、月経のある未婚女性対象に行います。概ね思春期以降~40歳前後を対象とし、受精卵(胚)は既婚女性を対象に行います。
詳しくは当院HPの「がん相談支援-妊孕性温存医療について」のページをご覧ください。
https://gakuen-hospital.or.jp/outpatients/cancerconsultation.html
この医学的適応は治療前の限られた時間の中で行う必要があります。「がん」と診断されて、そのショックから十分に病気のことを受け止めることができない時期に、また将来に対する不安や焦りの気持ちの中にある…そんな時期に、私たちがん治療に関わる医療者、また妊孕性温存医療を行う医療者は説明をしなければなりません。
がん治療は日々進歩しています。患者さんにとって、大変つらいタイミングですが、私たちは患者さんの「その先」を見据えてお話をさせて頂きたいと思います。お伝えしないことが将来の選択肢を狭めてしまう…そんなことがないように、と考えています。人生の主役は患者さんご自身です。心配なことをお話しいただき、共に考えて患者さん自身が決定することができるように、サポートしていきたいと考えます。
*社会的適応の未受精卵子凍結保存は行いません。当院は医学的適応のみです(社会的適応とは、現在妊娠の希望は無いが、加齢に伴い将来妊娠する力が損なわれることを懸念して、若年のうちに卵子などの凍結保存を行う場合)。
![]()
gakuen コラム
-
つなぐ【つなぐvol.33】つくばみらいファミリークリニック
-
医療コラム年間約370件の脊椎手術実績
-
医療コラムトータルで支援するリハビリテーション
-
医療コラム相談という方法

