泌尿器科・田中医師の研究論文が国際学術誌『Healthcare』に掲載されました
当院泌尿器科の田中隆造医師が共同著者として参加した研究論文が、国際学術誌『Healthcare』に掲載されました。 本研究は、明らかな基礎疾患のない日本人男性大学生を対象に、BMI、握力、背筋力と自己申告による起床時の勃起頻度との関連を検討した横断研究です。
掲載論文はこちら:Healthcare 2026, 14, 759 / DOI: 10.3390/healthcare14060759
■論文タイトル
Back Muscle Strength Is Associated with Self-Reported Morning-Erection Frequency in Apparently Healthy Japanese Male University Students: A Cross-Sectional Study
(明らかな基礎疾患のない日本人男性大学生において、背筋力は自己申告による起床時の勃起頻度と関連する―横断研究)
■研究の概要
本研究は、国際医療福祉大学大田原キャンパスで実施された横断研究で、170名を評価し、必要データがそろった125名を解析対象としました。 BMI、握力、背筋力を測定し、起床時の勃起頻度との関連を検討しています。
■研究の目的
若年男性の性機能を、性交経験に依存しない指標から把握する手がかりとして、起床時の勃起頻度と身体指標との関連を明らかにすることを目的としました。
■研究の方法
参加者の身長・体重からBMIを算出し、握力および背筋力を測定したうえで、自己記入式質問票により起床時の勃起頻度を6段階で評価しました。 その後、ロジスティック回帰分析などを用いて、各指標との関連を解析しました。
■研究の結果
・背筋力は、起床時の勃起頻度が高いことと独立して関連していました。
・一方で、BMIおよび握力には明確な関連は認められませんでした。
・解析対象者の59.2%が、起床時の勃起頻度が低い群に分類されました。
■本研究の意義
本研究は、若年男性における身体機能と性機能との関連を検討した知見として意義があります。 起床時の勃起頻度は、性交に依存しない比較的負担の少ない指標であり、大学保健やプライマリ・ケアの場における予防的な対話の端緒となる可能性が示唆されました。 なお、本研究は横断研究であり、評価の一部は単一項目の自己申告に基づくため、結果は仮説生成的な知見として解釈されるべきものであり、 今後の縦断研究や介入研究による検証が期待されます。
■当院泌尿器科からのメッセージ
当院泌尿器科では、臨床と研究の両面から、男性の健康に関する理解の向上に取り組んでいます。 今後もエビデンスに基づく知見の蓄積を通じて、より質の高い医療の提供に努めてまいります。
|
|
お知らせ
-
ニュース当院消化器内科が参加した共同研究の結果が『Hepatolog...
-
ニュース当院診療科紹介「リファレンスブック2026」を作成しました
-
ニュース出入口の開錠時刻について
-
ニュース当院の感染防止対策について

