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リハビリテーション部・隅田理学療法士が「茨城県理学療法士学会長賞」を受賞しました

2025年8月31日に開催された第28回茨城県理学療法士学会において発表された24件の演題の中から、当院リハビリテーション部の隅田亮太理学療法士が「学会長賞」を受賞。講評では「従来の考えにとらわれず、独創的な発想で患者介入を行うことで理学療法の発展に寄与した」として表彰されました。

発表演題は「自主トレーニングとしての腹臥位療法の導入~重症間質性肺炎患者への介入を通して~」。間質性(かんしつせい)肺炎は、肺の「間質」と呼ばれる部分に炎症が起き、肺が硬く縮んでしまう病気。主な症状は息切れと乾咳ですが、これまで明確な原因や有効な治療法は確立されていません。

2023年冬、隅田療法士は間質性肺炎で入院中の患者さんに、背中側の肺で呼吸することによって軽快したアメリカでの新型コロナウイルス重症患者の事例を基に、自主トレーニングと題して腹臥位(ふくがい=うつ伏せ状態)療法を指導。実施前後の酸素飽和度が改善し、患者さんからも「呼吸がずいぶん楽になった」との声が聞かれたといいます。

隅田亮太 理学療法士

その後、リハビリの効果を基に呼吸器内科医師と連携して治療計画を変更し、患者さんは自宅での酸素ボンベによる吸入なしで退院できたとのこと。隅田理学療法士は「患者さんは40代で働き盛りでしたので、元の生活に戻れたのが何よりでした。これを機に内科的なリハビリテーションを広く知ってもらい、呼吸領域で県を代表する施設になれるようチーム医療の一員としてこれからも努力していきたい」と話していました。