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泌尿器科・山﨑医師が「日本性機能学会」で研究成果を発表しました

当院泌尿器科山﨑一恭医師が、20259月に大阪で開催された日本性機能学会における第35回学術総会、第35回日本性機能学会中部総会において「不妊外来を受診した日本人男性における尿中イソフラボン濃度と性機能との関係」という演題で発表を行いました。

 ■概要
大豆に多く含まれる「イソフラボン」は、女性ホルモンに似た働きを持つことが知られています。本研究では、不妊外来を受診した日本人男性を対象に、尿中のイソフラボン量と性機能との関係を調べました。

 その結果、イソフラボンを多く摂っている人ほど、勃起の力や性交の満足度が下がる傾向 があることが分かりました。これは、男性ホルモン(テストステロン)の量とは別に影響している可能性があり、今後さらに詳しい研究が必要です。

 ■今後に向けて
今回の発表を通じて、食生活が男性の健康や妊活にも関わる可能性が示されました。筑波学園病院泌尿器科では、男性不妊症の原因解明と治療の発展に取り組んでまいります。