当院リハビリテーション科主催の市民公開講座「知って得する介護保険と福祉用具のお話」が開かれ、参加者が介護保険に対する理解を深めました。

　講義では当院リハビリテーション部の理学療法士２名が、介護保険下でリハビリを行う経済的なメリットを紹介。家族の介護負担を減らし、目的を明確にした使い方の事例などを紹介しました。実技では歩行器やベッド、車椅子などの福祉用具を使い、どのように動作が楽になるかを体験。個別相談コーナーでは実際に歩行器を使用されている方から「坂を降りる時に危ないと感じる」との意見があり、抑速型の歩行器や床走行式リフト、介護ベッド、手すりなど日常的に見ることが少ない福祉用具も紹介されました。

さまざまな福祉用具を紹介＝11月25日、当院大会議室で

　これから介護保険を申請しようと思っていたという参加者の女性は「（福祉用具を知ってはいたが）こんなに便利なものと知って驚いた。これからの参考にしたい」と話していました。