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市民公開講座「野球ひじ・野球肩のお話」が開かれました

当院リハビリテーション科主催の市民公開講座「野球ひじ・野球肩のお話」がこのほど開かれ、少年野球の指導者や保護者、リハビリを学ぶ学生などを中心に22人が参加しました。

講師は当院リハビリテーション科理学療法士で県立牛久高校野球部トレーナーも務める山口真吾さん。座学では、投球動作の際にひじの内側と外側でストレスの掛かり方が違うことを解説。このうち身長が伸びる子ども特有の軟骨組織「骨端線」は誤った身体の使い方により損傷しやすいことから「普段から肩や胸の可動域を普段から広げておくことが大事」と指摘しました。

ゴムチューブを使って肩(外旋)のインナーマッスルを鍛えるエクササイズを行う参加者=10月16日

続いて、投球障害の予防的エクササイズを実践。胸を開かずにピッチングやスローイングを行うと肩甲骨が可動せず「肘下がり」を引き起こしたり、投球時に肩を外側に開く「上方回旋」が不十分だと故障者リスト入りするリスクが高まるなどのデータを基に、誰でも簡単にできるストレッチを披露。参加者は肩甲骨の動きを良くするための腋のストレッチや机を使ってひじの内側の靭帯を伸ばすケアの仕方を学んでいました。