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市民公開講座「健康でいるための運動処方~延び行く人生を豊かに過ごすために~」が開かれました

当院リハビリテーション科主催の市民公開講座「健康でいるための運動処方~延び行く人生を豊かに過ごすために~」がこのほど開かれ、会場参加9人、オンライン参加6人の合わせて15人が参加しました。

近年、医学の進歩により平均寿命は格段に延びていますが、平均寿命と健康寿命の間には大きな差が生じており、この期間にロコモティブシンドロームの対策をすることが推奨されています。ロコモティブシンドロームとは、加齢に伴う筋力の低下や骨粗鬆症などにより運動器の機能が衰え要介護や寝たきりになってしまうなどリスクの高い状態です。

また、骨粗鬆症やそれによる円背(えんぱい=猫背のこと)による姿勢の変化で筋力が低下し、転倒や骨折のリスクが高くなるため、そうした骨粗鬆症のメカニズムについて当院リハビリテーション科の酒寄尚子理学療法士が解説しました。

足腰を強化するトレーニングを行う参加者=7月16日、筑波学園病院で

講義後にはロコモティブシンドロームや円背を予防するため、普段あまり使わない背中の筋肉のトレーニングや体を支える足腰のトレーニングを行い、会場は大変盛り上がりました。

終了後は、個人の症状に合った運動方法を理学療法士が直接指導する相談会も行い、参加者からは「スライドと実演で運動方法がわかりやすかった」「自宅でどのような運動をすればよいか分かった」「骨密度の運動を教えて頂きありがたい」などの感想が聞かれました。

今回の講義動画を後日当院ホームページにて配信予定です。是非ご視聴ください。