teracce プレコンセプションケアのための5つのプレコンアクション

医療コラム

【いっぽ~不妊カウンセラーの独り言】

「プレコンセプションケアのための5つのプレコンアクション」があります。前回は大きく全体を書きました。では何を意識したらよいか、少し細かく書いてみます。 

Action1 今の自分を知ろう】

男女の違い、多様性、妊娠と年齢の関係、適正体重を知ること、そして悩みがるときに相談できる場所を作ること(相談できる場所を知ること)、これはとても大切です。

 Action2 生活を整えよう】

食事のバランスを意識する、葉酸摂取を心掛け、おいしく食事をいただきましょう。さらに150/週は最低でも運動をしましょう。汗をかくぐらいのしっかりした運動を意識してください。危険ドラッグや有害薬品を避けましょう。また禁煙し、受動喫煙も避けてください。またアルコールも控えましょう。妊娠を考えたら、葉酸をサプリメントなどでも補ってください。

 Action3 予防接種やワクチンを受けよう】

感染症から自分を守りましょう。カップルの場合は性感染症予防のためチェックを受けましょう。それ以外にも妊娠する前に必要なワクチン接種や、1年に1回の健康診断を受けること、子宮がんや乳がんの検診を受けること…など自分の体について自分でチェックし、把握していきましょう。

 Action4 強い味方かかりつけ医を持とう】

かかりつけ医の医師を持ちましょう。女性は婦人科、男性は泌尿器科、両方とも強い味方になります。自分の身体のリズムや特徴をつかみましょう。また避妊方法などの相談も遠慮なく聞いてみてください。持病のある方はしっかり主治医にみてもらって「持病と共にある今の自分」を把握していきましょう。歯の検診も定期的に行っていきましょう。

 Action5 自分の人生をデザインしよう】

今のうちに、若いうちに自分の100歳までの人生をデザインしましょう。そのために自分でアクションを起こさなければできないことを知り、時には誰かに相談したり頼ったりしながら、多彩に人生のスケッチをしてください。