医療コラム
「あれ?昨日は不安だったのに、今日は全然不安じゃない…」。心を守る防衛メカニズムはそんな2つの心を持つ「自分」です。
人の心では2つの気持ちがよくぶつかります。例えば「勉強したい」と「遊びたい」とか、「休みたい」と「がんばらなくちゃ!」、「好き」と「嫌い」などなど。正反対の気持ちがぶつかることはよくあることです。もともと人の心はそのような2つの気持ちがぶつかるようにできていて、ごくごく当たり前のことです。
そしてこの2つの気持ちが働くから、心が壊れないように「自分」が働きます。「自分って?」という自分探しの問いかけは一生続きます。その時によっていろいろな「自分」がいるし、答えはいくつあってもいいと思います。また、今と違う自分をいつ探してもいいと思います。
心は自分から出たり入ったりするのではなく、体の中にいつもいて、思い通りに捕まえることができないし、自分の思い通りの心を持っていくこともできないもの。だからやっかいだし、悩むのだと思います。
心を守るために、自分が動く。自分を守る技…「我慢する」「理由をつける(ちょっとごまかす)」「逃げる」「他に向ける」…とか。一人で考えても自信がない時は、一緒に知恵をしぼりましょう!
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